遺伝子をはじめ、バイオテクノロジー分野の研究で著名なタカラバイオ株式会社によるとガゴメ昆布に含まれるフコイダンには、頭皮の毛乳頭細胞からFGF-7 (Fibroblast growth factor-7)の遺伝子発現やタンパク質産生を高める作用があるというのです。
毛髪には、毛周期というサイクルがあります。毛髪が伸び続ける時期が「成長期」。次に毛髪の成長が止まる「退行期」を経て、毛髪が抜ける「休止期」に移行します。
FGFは、23種類確認されている、血管新生、創傷治癒、胚発生に関係する成長因子の一種で、FGF-7は、そのひとつで、毛母細胞の増殖を促進し、毛髪の成長期を長く維持することで、はげの予防に効果があると考えられているタンパク質です。
FGF-7は、別名KGF(keratinocyte growth factor)とも呼ばれています。KGFは、角化細胞増殖因子、角質細胞増殖因子、ケラチノサイト増殖因子と訳されています。
KGF受容体は、皮膚の毛嚢だけでなく、脂腺、舌、口腔粘膜、食道、胃、腸、唾液腺、肺、肝臓、膵臓、腎臓、膀胱、乳腺、眼球水晶体といった多くの組織の上皮細胞に存在していることがわかっており、この受容体型チロシンキナーゼと結合して細胞内に様々な信号を 伝えます。
発毛に関しては、FGF-7が毛乳頭細胞から産生され、毛母細胞に作用し、毛母細胞の増殖、分裂を促すことで毛髪に成長をさせると 解釈されています。実際に、FGF-7を頭皮に塗布することで、発毛効果が得られたという報告もあります。
したがって、ガゴメ昆布に含まれるフコイダンを頭皮に塗布することで、男女を問わず、はげ予防に効果が期待できるというわけです。
タカラバイオ×LPLPが実現した《ハイブリッド育毛》